自分勝手な考察~「愛の夢」編

リストの曲は、とかく手の大きい人向きと思われがちですが、私が思うにアプローチする際、それゆえに工夫したり考えたりするので、副産物が得られることもあるのではないかなと 
リストには頻繁にオクターブ超えの10度の和音がでてきます。
この10度、届く人もいるけれど日本人のポピュラーなレディの大半は届かないのでは?

 ポピュラーな方って?
 雰囲気で理解してください(笑)

届かない時は割って弾きますが、10度ともなるとかなり堂々と大手を振って割って弾けますね(笑)

この割って弾くには思わぬ効果が 

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本来同時打鍵の和音を割って弾くのには、リズムの時間的経過を妨げない素早い処理が必要ですが、赤丸和音を割って弾く時間を利用して伸縮することによって、タメを作り右の青丸ロディを十分に歌うことができます。
また、この楽譜では、アルペジオの指示があるところと、ないところ(ダイレクトな和音)があるので、時間の長さを使い分けることによって、よりニュアンスを付けることができます。

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ここは切迫していますのでリズムの鋭角的な面も欲しいですけど、左の10度を微妙に作することによって、切迫した緊張感を持たせることができます。
たとえば、一つ目赤丸のところと二つ目青丸は同じメロディの繰り返しなので、ダイレクトとアルペジオの表記和音もうまく時間操作すると、より効果的な抑揚が生まれると思います。

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さてさて、オクターブでメロディが続くところです。
ぶつぶつ切れないで、ソ-ソ-ソ~とつなげて盛り上がりに持って行きたいです。
両手つなげるとなると大変!となったときは、優先するのはメロディですよね。
なので、左は青線ですぐ終わりにして次のオクターブに備えます。
右は幸い黒鍵なのでぎりぎりまで保持してレガートに持って行きます。
あら~?
緑のスラー表記もそうなってます!
ならば、左のオクターブ前の分散和音が終わったら、さっさと左は鍵盤から退散して移動しましょうか(笑)
左はそのまま次に、レッツゴー 
その際でも、右の緑のスラー終わり、三つ目の青のラインの切れ目は慌てず時間を持たせて、三回目の右のソをたっぷり弾きたいですね。
すべては楽譜がおしえてくれています。

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あぁ、ここ!
自分の中では、3連符はがっちり弾きたいのですよね~
でも濁るときは、、、
1.3.6(または1.3)の音価を考えるとき、残りの2.4(または2456)は指の重さのみを使って鍵盤の底までは弾かないという選択肢も。
軽さが出るかわり、速さはうまれます。
でもやっぱり私はがっちりいきたいかな。

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赤丸に向かって盛り上がりたいところです。
でも慌てると飛んでもない事が起こりますからね。
ここは、フォルテもよいけれど、赤丸はPでめだたせましょうか。
そしたら前の拍はためて赤丸音は丁寧に弾けます。
ここでゆっくりしたら、赤丸から次の音は速さを立て直すために使いたいので両手で取るもよし。
赤丸をフォルテで取ってもためて丁寧に取れますが、習字のように(一筆終わる時の最後の処理は、次の一筆に向かって跳ねるような方向性)次の音はそれに見合った音量と速さが必要になるので、また違った組み立てが工夫できると思います。

どの指を使う、どこでためてどこで緊迫するかは、曲全体を見て組み合わせてあれば収まってくれるように思います。
曲全体を見るは楽譜を読む。
楽譜にはたくさんのことが書いてあります。

ところで、、、、、いつか、その箇所をクリックしたら中に入って行けて情報がみれる、そこから別の関連情報にも飛べる。。。な~んて楽譜のPCソフトができるかなぁ(笑) 
それはそれで便利だとおもいますけど、つまらないかも(笑)
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コメント

No title

レディ・ピアノ様、さすがです!

近藤喜宏さんが手が大きいのか、アルペジオの指示のない赤丸和音を、
楽譜の通りに弾いています。
きっとリスト自身も?
何だか、「ドカーン、ドカーン」みたいな伴奏で違和感があるんですよね・・・。
なんか、和音を割っての演奏に慣れてしまっている・・・?

私も練習の最初の頃は和音を割って弾いてもタメを作るとか余裕がありませんでしたね。

3連符の所も、なかなか上手く行かなくて、困りモノでしたが、レディ・ピアノ
様の解説・考察を読んで大変勉強になりました。
私もがっちり弾きたいな、あまり速さを追求しなくてもいいんじゃないかなと思います。あまり遅いのもどうかと思うけど。

最後の赤丸に向かって盛り上がりたいところも、焦ると大参事になってしまいます。
どうも走りがちになってしまいますが、落ち着いて・・・ゆったりと、演奏したいです。
とっても良い勉強になりました!
ありがとうございました!

秘密兵器

これこそ、例の秘密兵器を使われてみては?
長~い木の棒に所定の鍵盤の位置に突起をつけたもので「ジャ~ン」、あとは指で弾く。
サロンコンサートでやったら絶対にウケますよ!

like this!
http://resolutely.blog6.fc2.com/blog-entry-398.html

ひさへさまへ

> 何だか、「ドカーン、ドカーン」みたいな伴奏で違和感があるんですよね・・・。
> なんか、和音を割っての演奏に慣れてしまっている・・・?

それわかります!
8度以上はアルペジオですね(*^。^*)

> 3連符の所も、なかなか上手く行かなくて、困りモノでしたが、レディ・ピアノ
> 様の解説・考察を読んで大変勉強になりました。
> 私もがっちり弾きたいな、あまり速さを追求しなくてもいいんじゃないかなと思います。あまり遅いのもどうかと思うけど。

速さについてですが、このブログを始めて色々な方の記事やコメントを読んで思ったことは、楽譜の記譜通りのテンポにとてもこだわっていらっしゃるのが印象的でした。
私的には、♩=〇〇の正確性より、速いテンポ指示のあるものは速く聴こえる、また遅いテンポ指示の曲はそのように聴こえることが大事なような気がします。

> とっても良い勉強になりました!
> ありがとうございました!

この記事は自分勝手な考察ですので、あんまりあてにならないかもしれませんよ~(笑)

第一楽章さまへ

> これこそ、例の秘密兵器を使われてみては?

ふふふ、例の秘密兵器ですね!
あの兵器は、鐘の時にやりましょうか(笑)

> サロンコンサートでやったら絶対にウケますよ!

実はひそかにやりたいと思っているのはモーツァルト時代の女性のかつらにドレスの出で立ちなんです。
恥ずかしいので秘密ですよ!
ブログの秘密ってあるのか (・・? って話ですけどね(笑)
やってみたいのですけど勇気がありません^^;
第一楽章様、いかがですか?

こんにちは。

 そう、ここ、と言われても僕にはさっぱりなんですが、こういうマニアックなブログはいいですねえ。関心のあるなしが極端です。でもそれを欲している人が必ずおられますよ。その一人の方に向けて発信する・・・これってブログの最大の魅力かも。結果よりも過程を知りたい名もない訪問者に優しいレディーピアノさんであり続けてください。

HARUさまへ

すまして弾くタイプというより、過程の暴露の演奏タイプです^^;
弾いているときは、あぁ、ここがあそこがと苦悩バレバレですね(笑)
でも、音楽の扉は誰でも開けていいんです。
誰でも開くことができるんです(#^.^#)

リハーサルウェポン

ふふふ…秘密兵器はいろいろありますね~

モーツァルト時代のかつら、女性がやってもウケるでしょうかね?
それなりに絵になってしまったりして…
むしろベートーベン風のかつらをかぶって男に変身してがんがん弾くっていうのはどうでしょうか?

例のラフマニノフの「鐘」、タイミングよく正確に使いこなすのはかなり大変そうですよ。

いろいろと「お試し」で使ってみたい、まだ試作中の、実験段階の兵器のことをなんと言うでしょうか?

「リーサル・ウェポン」(最終兵器)ならぬ、「リハーサル・ウェポン」!

どこか北国の、ロケットだかミサイルだか、何の目的かも分からないような、意味不明の…

第一楽章さまへ

> むしろベートーベン風のかつらをかぶって男に変身してがんがん弾くっていうのはどうでしょうか?

それはご遠慮しておきますね(笑)
レディですから、あくまで優雅で夢のあるパターンで行きたいので(#^.^#)

> 「リーサル・ウェポン」(最終兵器)ならぬ、「リハーサル・ウェポン」!

リハーサルの兵器は練習あるのみ、練習だけが頼りv-356
地道な兵器でがんばりま~す!

あっ、ちなみに第一楽章様のやってみたい演奏時の出で立ちは?

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最初の鍵こめさまへ

お邪魔してます(^^♪

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鍵コメさまへ

お邪魔していま~す(^^♪
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